現金書留

貯めたお年玉を合計しても、パソコンはやはり高価なものでした。

いろんな雑誌を立ち読みし、そこに載っている通販の広告を見て、無料のカタログを集め、市内のパソコンショップをまわって日々を過ごしました。

信販売は今のように一般的ではなく、店では買えないもの、金額の張らないものを「現金書留」で利用するくらいでした。

機能的にも予算的にも自分のニーズに合うものは通販しかなく、思い切って親に相談しました。

貯金をほぼ使い果たしてしまう買い物を通販ですることに懐疑的でありましたが、最後は了承してくれました。